
メディエイトワークスの山崎です。
会社を設立して間もない頃から、様々な営業の電話が頻繁にかかってくるようになりました。会社員時代、代表宛にかかってきた電話に対しては、「お断りするように言われております」「確認しましたら必要ないとの事です」「出張に出ております」といった定型句で対応していたのが懐かしいです。
しかし、今は私一人の会社。電話口で「代表はいらっしゃいますか?」と尋ねられると、間髪入れずに「はい、私です!」と答え、どんなお話か耳を傾けるようになりました。
最近特に多いのは、
- SNSを活用したマーケティングの提案
- 雑誌の取材の依頼
- 人材紹介業における管理システムの案内 などです。
普段、一人で仕事をする時間が多く、人と直接話す機会が減ったせいでしょうか。以前は煩わしく感じていた営業電話に対しても、すぐに切らずに相手の話を聞き、ちょっとした会話を楽しんでいる自分がいることに気づきました(笑)。
同時に、初めての会社に対してどのような話し方で商材をアプローチしてくるのか、その手法を聞くことは、私自身が医療機関へ問い合わせをする際に活かせるヒントになるのではないかと考えるようになりました。
私は決して営業が得意な方ではないと思っています。しかし、どうせやるなら楽しんで営業に取り組みたい。そう思うようになったきっかけがあります。
最初に勤めた会社は、小売店や夜の飲食店にクレジットカード決済を導入する飛び込み営業でした。当初は、「怖い人が多いのではないか?」という先入観が強く、なかなかドアを開けることができませんでした。
そんな悩みを同僚の先輩に打ち明けたところ、意外なアドバイスが返ってきました。「ドアを開けた時に、自分のタイプの女性がいるかもしれないと思えば、ドアを開けることができるよ」と。さらに、「加盟店に対して営業する必要はなく、まだ加盟していないお店だけに営業すれば良いんだから、シンプルに考えたら良いよ」とも言われました。そして最後に、「ドアを開けてみることで、新しい出会いがあるかもしれないよ!」と。
この言葉を聞いてから、不思議と飛び込み営業に対する恐怖心が薄れ、むしろどんな出会いがあるのかという期待感を持つことができるようになったのです。
医師の人材紹介業を始めるようになってからも、全国の医療機関に電話や直接訪問をする機会があります。都心部では、「すでに充足しています」「現在、募集はしておりません」といった返答が多いのが現状です。しかし、地方に目を向けると、医師の確保に苦労されている医療機関が少なくありません。
だからこそ、私は地方の医療機関へ医師の労働力をスムーズに移行させることのできる、そんな営業を目指したいと考えています!